
IHのガラストップの汚れが目立ってきた。落とし方を教えて!

シルバー系のガラストップを選びたいけど、汚れが目立ちそう。予防する方法はある?
いつのまにか出現する、IHクッキングヒーターの焦げつき汚れ。正しい落とし方がわからず、なんとなく放置してしまいがちですよね。
この記事では、この困った輪っか汚れを簡単に落とす方法を写真で詳しく解説。
必要なものは重曹とラップだけ!
ピカピカなIHを美しく保つイチオシ予防法もご紹介します。

我が家のガラストップは、汚れが最も目立ちやすい白系色ですが、この方法をずっと続けることで5年目でも綺麗を死守。「手間は最小、コスパ最強!」のお手入れ方法、必見です。
この記事でわかること
- IHのガラストップの汚れの落とし方
- NGなお手入れ方法
- できるだけ汚さないための予防法
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IHガラストップの焦げつきの原因は「油・調味料」

IHのガラストップが茶色く汚れていくのは、ガラス表面に付着する油や調味料が原因です。
加熱のたびに炭化して蓄積し、放置するほど落としにくくなります。
汚れに効果的な洗剤は「アルカリ性洗剤」

醤油などの水溶性調味料の吹きこぼれや、油はね、これらは主に「酸性」の汚れです。
酸性の汚れは、その逆のアルカリ性の洗剤で中和させることでよく落ちます。
- 重曹 pH 約8.4
- セスキ炭酸ソーダ pH 約9.8
ちなみにこれらと並んでよく使われるクエン酸は、汚れと同じ酸性。シンクの水アカ落としなどを得意としますが、IHの汚れ落としには向きません。
セスキ炭酸ソーダより重曹の方がIHのお手入れには向いている
セスキ炭酸ソーダの方がアルカリ性が少し強いです。
重曹よりも汚れが落ちやすいのではと感じるところですが、IHのガラストップのお手入れには重曹の方が向いています。
比較的、重曹は水に溶けにくく、セスキ炭酸ソーダよりも研磨性がある
すぐに水に溶けてしまうセスキ炭酸ソーダよりも、優しくこすり落としたい汚れには相性がいいのです。
固着した焦げには「研磨剤入り」を使う

長年放置して固着してしまった焦げ汚れには、研磨剤入りのアルカリ性洗剤を用意しましょう。
一般的に、油を浮かせて落とす役割がある界面活性剤も一緒に配合してあります。最後にしっかり拭き取ることを忘れないようにしましょう。
ただし、研磨効果が強い粉末タイプはメーカーもNGと明記しているので注意。クリームクレンザーが推奨されています。
IHガラストップの汚れの落とし方
実はアルミホイルを使うのはNG

上記の洗剤を、丸めたアルミホイルで擦る方法も紹介されることがありますが、これは実はNG。
日常的なお手入れでは、メーカーも推奨していません。
アルミホイルを使った失敗例


こちらは我が家のIHのガラストップ。
ある日のお手入れでアルミホイルを使ったあと、線状の黒い傷が出現。
アルミホイルで傷がついたのかと思いましたが、その前の日、土鍋を引きずって傷をつけてしまっていたことを思い出しました。
もともと付いていた傷に、こすって細かくなったアルミの粒子が入れ墨のように入り込んでしまったのです。
ガラス表面のエンボス加工も一部黒くなってしまいました。

あとから取扱説明書を見て、「アルミホイル非推奨」の記載を発見。

使いたい気持ちはわかりますが、美観を保つなら絶対に使わない方がいいですね・・・大失敗です。
用意するものは重曹とラップ

用意するものは重曹とラップだけ。
重曹は100円ショップやドラッグストアで購入できます。
お手入れの手順

量は適当でOK。

研磨効果がなくならないよう、重曹が少し湿るぐらい。

クルクルと円を描くように。強い力は必要ありません。

1分ほどこすれば、落ちた汚れで重曹が茶色くなってきます。
重曹が残らないように拭きとれば、お掃除完了!


輪っか焦げ汚れが綺麗に落ちました。
IHガラストップの汚れを予防する方法

サッと拭ける仕組みを作ることが最も効果的な汚れ防止法
汚れを防止するためのポイントは、頑固な汚れになる前に、汚れたらすぐにお手入れすること。
そのための仕組みづくりが、汚れ防止に最も効果的といえます。
イチオシ予防法①簡単に作れる重曹水スプレー

「すぐ拭ける」仕組みづくりとして、まずは重曹スプレーを作るのがおすすめ!
混ぜるだけで簡単に作れます。
水200mlに対して重曹小さじ1(約10g)を溶かす
吹きこぼれたり、油が跳ねたりするたびにシュッと一拭きして汚れの原因をオフ。コスパ抜群、満足の汚れ落ちです。
洗剤を使いにくいグリル内や、オーブンレンジの掃除、ダイニングテーブルにも使えて非常に便利です。
イチオシ予防法②ラック付き排気口カバー

「すぐ拭ける」仕組みづくりとして、あわせてさらに効果的なのが、この鍋置きラック。


排気口カバーは今では一般的ですが、その中でもラックがあるこちらのタイプがおすすめ。天板幅60cm用と75cm用があります。
耐荷重がしっかりあるので、加熱が終わった鍋やフライパンを置けて、汚れたガラストップをサッと拭き掃除できます。

作業スペースに場所を確保して、鍋置きをしいて、よけて、拭いて、戻して・・・手順が多いと、面倒でやらなくなるもの。このラックはすべてのIHユーザーにおすすめしたい激推し商品です。
IHマットは危険なので使用してはいけない

使用しているご家庭も多いですが、IH汚れ防止マットは実は使用してはいけません。
- 温度センサーや赤外線ヒーターの動作を妨げる
- 温度検知が正確にできず、過熱して発火の恐れがある
- 鍋やIH本体にくっついて剥がれなくなる
2013年より国民生活センターが火災や事故につながるとして注意喚起を行なっており、IHクッキングヒーターの各メーカーも使用しないように明記しています。
まとめ
IHのガラストップの焦げつき汚れは、重曹とラップで簡単に落とせます。
放置するほど落ちにくくなる焦げつき汚れを予防するには、汚れたらその都度すぐに拭き取ることがポイント。
鍋をよけておけるラックや重曹スプレーなどを用意するなどの工夫で、「サッと拭ける仕組みを作る」のが効果的です。
手間なく、コスパよく。キッチンの美観を保てる方法ですのでぜひ試してみてください。
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